『からすのパンやさん』にでてくるパンをくわしくかいせつします
26 うさぎパン
このうさぎはたいへんかわいくてパンでもたべるにはゆうきがいりますね。
うさぎはいぬやねことおなじくらい、かこ先生のえほんによくでてきます。
けがフワフワで、こどもたちがだいすきだからでしょう。
うさぎはのどをならすことはありますが、なきごえをだしません。てきにいばしょをしられないようにするためです。
『からすのパンやさん』とおなじ年(とし)にだされた『わっしょいわっしょいぶんぶんぶん』(偕成社)にも、げんきにはねるうさぎがいます。
アクマにつかまえられたうさぎがそらからおちてきます。だいじょうぶでしょうか。
ぶじでした!
かこ先生のそばで、おどっています。
かこ先生がさいしょにかいたえほんには、のうさぎが山おくにやってきた人におどろいて、はしっていますね。
うさぎは、みみを右と左べつべつにうごかして、まわりのおとをよくきいて、きけんをかんじます。
『だむのおじさんたち』(福音館書店/復刊ドットコム)より
きけんがあると、りょうほうのあしをじめんにつよくうちつけて、土(つち)のなかにいるなかまにしらせることがあります。
うしろあしのちからがつよく、たいへんたかく、とおくまでぶことができます。あしのうらには、いぬやねこのような肉球(にくきゅう)はなく、みじかいけがはえていて、おとをださずにうごくことができます。
『おおきいちょうちん ちいさいちょうちん』(福音館書店)より
かこ先生はわかいころ、かえるやうさぎがでてくる日本のふるいまんが、ちょうじゅうぎがをみて、えのかきかたをべんきょうしていました。
これはそれをまねてかいたもので、みみのさきがくろい、日本の野山(のやま)にいるうさぎです。
『こどものカレンダー 9がつのまき』より
『だるまちゃんとうさぎちゃん』(福音館書店)のうさぎちゃんも、おなじしゅるいのうさぎですね。
このほんにはうさぎにまつわるあそびがたくさんでてきます。
『くもとりやまのイノシシびょういん』(福音館書店)には、うさぎのかんごしさんがいて、やさしく、ぐあいのわるいどうぶつたちをたすけます。
うさぎのまちには、『うさぎのパンやさん』(復刊ドットコム)もあるのですよ。そこでうっているうさぎパンはこれ。これもかわいいですね。
おや?月(つき)をみると、うさぎがパンをもっています!
『うさぎのパンやさん』(復刊ドットコム)より
むかしから日本では月(つき)でうさぎがおもちをついているようにみえるといわれています。すんでいるところやつきをみるじかんによって、みえかたがかわります。
えは『さわやかなたのしいあそび』(復刊ドットコム)より
うさぎがみえますか。
写真:加古総合研究所
うさぎのおはなしはこれでおしまい。
写真:加古総合研究所