25. パイナップルパン


25パイナップルパン

25 パイナップルパン


パイナップルはみなみのあたたかいところでとれるくだものなので、1960(昭和しょうわ35)年ごろはパイナップルといえば、かんづめでうっているものだけでした。


それからすこしあと、がっこうのきゅうしょくでは、このかんづめのパイナップルなどが入ったフルーツポンチは、とくべつなひだけにでるデザートで、こどもたちがだいすきでした。


パンのえにあるようなパイナップルをハワイのおみやげでいただいたときは、どうやってきるのかもわからないほどでした。











『きれい果物 あまから菓子』(農文協)によるとパイナップルは、しゅるいが300もあるそうです。

かこ先生はハワイのパイナップルのはたけをみにいったり、インド洋(よう)のセイシェルしょとうで、やせいのパイナップルがみのっているのをみたことがありました。

パイナップルのにおいとあじは、カプロンさんメチル、オクテンさんメチル、じんこうのにおいとして、さくさんアミルエステルだそうです。

『世界の化学者12か月』(偕成社)より


☞ 「エステル」については、「11. いちごパン」をごらんください。



『からすのやおやさん』(偕成社)には、しんせんなやさいだけでなく、おいしいくだものやめずらしいくだものもならびます。パイナップルもありますね。



かこ先生がこどもたちにかみしばいをみせたりしていた、今から60年もまえのころ、こどもたちはじゃんけんをして、チョキでかったらチ・ヨ・コ・レ・イ・ト、パーでかったらパ・イ•ナ・ツ・プ・ルといってすすんだり、かいだんをあがったり、さがったりしてあそびました。


絵は『伝承遊び考4 じゃんけん遊び考』より


『ももくりチョコレートのあそび』(農文協)のさいごのえはこれです。「おやつは たのしい たべものじかん 3じは すてきな おもしろタイム」、パイナップルがどこにあるかわかりますか。