『からすのパンやさん』にでてくるパンをくわしくかいせつします
52 サボテンパン
1960年代(ねんだい)NHKテレビでほうそうされた「ブーフーウー3匹のこぶた」には、大(おお)きなサボテンがでてきました。
オオカミの姿(すがた)からそうぞうするとアメリカの砂漠(さばく)やメキシコのイメージをだしていたのでしょう。
日本ではみるきかいのすくない大(おお)きなサボテンでしたが、そんなわけで、そのころのこどもたちは見(み)なれていました。
アメリカのみなみのほうでは、しぜんにはえているものも、どうろのまんなかにうえてあるのもサボテンで、このほんの表紙(ひょうし)、みぎしたにみえているような、せの高(たか)いサボテンがたっています。
『せかいあちこちちきゅうたんけん』(農文協)より
ざんねんながら、かこ先生がかいたサボテンの絵(え)はほかにありません。
日本でみかけるサボテンといえば、このカニサボテンでしょうか。
かこ先生のおうちにもありますよ。よくみると、たしかにトゲがありますね。
白(しろ)い大きな花(はな)がさく月下美人(げっかびじん)もサボテンのなかまで、かこ先生も1にち、しかも、よるだけにさく、きれいな花(はな)とかおりをたのしんでいました。
ところで、みなさんは「ナデシコ」をしっていますか。秋(あき)の七草(ななくさ)のひとつで、かこ先生のすきな花(はな)のひとつでした。
『あそびずかん あきのまき』(小峰書店)より
じつは、サボテンのなかまは、このナデシコとおなじ、ナデシコ目(もく)というグループにはいるそうです。びっくりですね。
かこ先生がなくなった日(ひ)に、にわのナデシコが1りんさきました。ことしもさいしょの1りんがちょうどさいたので、ごらんください。
『こどもの行事 しぜんと生活9月のまき』(小峰書店)より
それでは、サボテンパンのせつめいは、みじかいですがおしまいです。
『せかいあちこちちきゅうたんけん』(農文協)より