76.  たいこパン


76.  たいこパン

76  たいこパン


お祭(まつ)りでたいこをたたいたことはなくても、音(おと)をきくだけで、ふしぎに元気(げんき)がでてきます。


日本だけでなく、世界中(せかいじゅう)で人々(ひとびと)が、それこそ太古(たいこ)の昔(むかし)からつくり、つかってきた楽器(がっき)です。

『わっしょいわっしょいぶんぶんぶん』(偕成社)の最初(さいしょ)の場面(ばめん)です。

みんなの中心(ちゅうしん)にやぐらがあって、たいこがうちならされています。ところが⋯


あの「よくばりアクマ」が取(と)り上(あ)げてしまい、その上(うえ)に腰掛(こしか)けたりしています!

『わっしょいわっしょいぶんぶんぶん』(偕成社)より

またしても、あの「くものす」に、たくさんの楽器(がっき)があります。

『わっしょいわっしょいぶんぶんぶん』(偕成社)より

『こどものカレンダー2月のまき』(小峰書店)より

稲荷神社(いなりじんじゃ)の初午(はつうま)のようすです。


『こどものカレンダー6月のまき』(偕成社)には、日本の楽器(がっき)がたくさん紹介(しょうかい)されれています。


                                                  

青森(あおもり)ねぶた、弘前(ひろさき)ねぷたまつりでは、ふえやたいこのおはやしとともに大きな人形(にんぎょう)など屋台(やたい)にのせて、ねりあるきます。

『こどものカレンダー8月のまき』(小峰書店)より

田植(たう)えをするまえに、豊作(ほうさく)をいのるおまつりは、田(た)の神(かみ)さまをよろこばすためだけでなく、くるしい作業(さぎょう)をたのしくこなすための知恵(ちえ)でもあったそうです。

『こどものカレンダー6月のまき』(小峰書店)より


752年4月9日、東大寺(とうだいじ)の大仏さまの開眼式(かいげんしき)がおごそかにおこなわれました。

それにつづいて、はなやかな舞(まい)や踊(おど)り、音楽(おんがく)などがひろうされました。中国(ちゅうごく)の大(おお)きなたいこがみえます。

『ならの大仏さま』(復刊ドットコム)より


『ならの大仏さま』(復刊ドットコム)より



たぬき「はらつづみ」のたいこ、いい音(おと)がしますよ。

『たいこドンふえピッピのあそび』(農文協)より



いろいろなたいこがありますね。

自分(じぶん)でつくったたいこをならすのは、たのしいですよ。ぜひ、どうぞ!

『たいこドンふえピッピのあそび』(農文協)より

『たいこドンふえピッピのあそび』(農文協)より

オーケーストラにあるたいこですね。

『こどものカレンダー6月のまき』(偕成社)より 


『あさですよ よりですよ』(福音館書店)より

ピアノのけんばんのような屋根(やね)のしたで、えんそうしています。

いちばん左(ひだり)にたいこがあります。

「だるまちゃんおんど」は「かこさとしホームページ」からお聴(き)きになれます。(したのあかいボタン)

お楽(たの)しみください


『コウノトリのコウちゃん』(小峰書店)より

秋祭(あきまつ)り、山にひびくたいこの音(おと)に、人々(ひとびと)もコウノトリもトンボもうれしそうです。

これで「たいこ」パンのせつめいはおしまいです。