65なすパン


65.  なすパン

65 なすパン

夏野菜(なつやさい)といえば、ナス、キュウリ、トマト。


今(いま)では一年中(いちねんじゅう)ありますが、ナスやキュウリは昭和時代(しょうわじだい)には、夏(なつ)ともなればそれぞれの家(いえ)で、ぬか床(どこ)にいれられたものです。


昭和(しょうわ)45(1970)年、藤沢(ふじさわ)にひっこしてきたかこ先生一家(いっか)が家庭菜園(かていさいえん)でさいしょに育(そだ)てたのも、なすでした。


夏(なつ)の野菜(やさい)とそれにやってくる虫(むし)も合(あ)わせて紹介(しょうかい)しています。

『こどものカレンダー7月のまき』(偕成社)より 

「花(はな)から実(み)ができるまで」が表(ひょう)になっています。

もし、野菜(やさい)の花(はな)がさいているのをみつけたら、毎日(まいにち)みてください、とあります。

『こどものカレンダー7月のまき』(偕成社)より  

「からすのやおやさん」にも「春秋農業組合」からどっさり、しんせんななすがとどきました。

きれいな紫色(むらさきいろ)ですね。ツヤツヤと光(ひか)っています。

『からすのやおやさん』(偕成社)より  


の色(いろ)はナスニン、ヒアシンというものによるそうです。

『世界の化学者12か月』(偕成社)より

おぼんのおそなえにも、なすがつかわれます。

『こどもの行事しぜんと生活7月のまき』(小峰書店より

『こどもの行事しぜんと生活7月のまき』(小峰書店)より

おぼんのときのおりょうりは、「お精霊(しょうらい)のお膳(ぜん)」といって、なまぐさいものはつかいません。

ごくありふれた野菜(やさい)などで家庭料理(かていりょうり)をこころをこめてつくってならべます。

『いろいろ食事 春秋うまい』(農文協)より



すいかちょうちんをつくるには、裏(うら)になるがわの上(うえ)をきりとって、なかみをだします。

ろうそくをたてるくぎを底(そこ)にさしこみます。

目(め)や口(くち)をあけます。

ろうそくをたてて、さいごにうしろのふたをしてテープでとめます。

『こどもの行事しぜんと生活8月のまき』(小峰書店)より

うーん、おいしそうです。

『まま人参いもパパだいこん』(農文協)より



『まま人参いもパパだいこん』(農文協)より


「一富士(いちふじ)、ニ鷹(にたか)、三なすび」といえば、初夢(はつゆめ)にでてきたら縁起(えんぎ)がよいとされているものですね。なすびはなすのことです。

『こどものカレンダー1月のまき』(偕成社)より  

そんなえんぎのよいなす、上(うえ)の1〜10のうちどれでしょうか。

『みごとはなやかなあそび』(農文協より 

 なす以外(いがい)のものも全部(ぜんぶ)わかったら野菜(やさい)マイスターですね。

『みごとはなやかなあそび』(農文協)より 

みょうばんは、やきみょうばんでも大丈夫(だいじょうぶ)です。

『しろいもちたまごやきのあそび』(農文協)より

かこ先生はむすめさんたちがちいさいころ、ストーブで「あぶりだし」をしてあそんでいました。

写真=加古総合研究所

「なすパン」のせつめいはこれでおわりです。

『しろいもちたまごやきのあそび』(農文協)