『からすのパンやさん』にでてくるパンをくわしくかいせつします
29 とんぼパン
かこ先生はこどものころ、とんぼをつかまえるのがだいすきでした。
つかまえて、はねについているせんをなぞって、ひとふでがきができるかどうかためしてみました。
それができると、はなしてあげたそうです。
先生がすきなきせつは秋(あき)で、秋(あき)のことをえでかくときには、赤(あか)とんぼがよくでてきます。
『とんぼのうんどうかい』(偕成社)は、あかとんぼのおはなしです。がっこうでうんどうかいをしたかえりみち、とんぼたちはコウモリにつかまってしまいますが、うんどいかいでしたことをヒントに、にげだすことができました。
ゆうやけのそらにまうトンボがかかれているのは、ほかにもあります。
『たいふう』(福音館書店)がとおりすぎて、しずかになったことがとんぼのすがたで、つたわります。
大きなだむのこうじをみまもるようにとんでいるとんぼは、はたらいているおじさんたちのおうえんをしているようです。
『だむのおじさんたち』(復刊ドットコム)より
とんぼがとんでいると、さわやかな青空(あおぞら)のすがすがしいようすがかんじられますね。
『コウノトリのコウちゃん』(小峰書店)より
やく3おくねんまえにいたとんぼは、たいへんおおきいもので、はねをひろげると75センチもあったそうです。
せかいでいちばんちいさいハッチョウトンボは日本にいます。
『かいぶつトンボのおどろきばなし』(小峰書店)より
にほんは、トンボの しゅるいが とても おおい くにです。
むかし にほんのことを 「アキツしま(とんぼの しま)」といっていたそうです。カをつかまえてくれる トンボは むかしから、だいじにされてきました。
ぶんとえは『あそぎずかん なつのまき』(小峰書店)より
とんぼについてのかがくえほん『かいぶつどんぼのおどろきばなし』(小峰書店)もかいています。
トンボはみずのなかでうまれ、やがて、くさのくきをのぼってみずからでると、はねがのびてひろがり、しっかりします。
大きい目(め)、がんじょうな口(くち)、うすくてつよいはねのひみつやからだのしくみやとびかたなどを、たいへんくわしくせつめいしています。
かこ先生はとんぼのようにとぶおもちゃをつくるのがすきで、くふうしていました。じょうずにとばすことができるつくりかたも『あそびの大事典』(農文協)にかいています。
『だるまちゃんとてんぐちゃん』(福音館書店)のとんぼはわすれられないですね。
テレビパン クイズのこたえ
「からすのパンやさん」におおいそぎでむかうテレビ局(きょく)の名前は
④カアカア・テレビ でした。