42パンダパン


42.  パンダパン

42 パンダパン


ジャイアントパンダが日本ではじめてこうかいされたのは1972年11月、『からすのパンやさん』(偕成社)がでる前(まえ)の年(とし)です。


上野動物園(うえのどうぶつえん)にはパンダをひとめ見(み)ようと、大勢(おおぜい)がつめかけて、おすなおすなのにぎわいでした。


そのなかに、むすめさんたちにせがまれてやってきた、かこ先生とかぞくもいました。






『せかいあちこちちきゅうたんけん』(農文協)より

『あそびの大事典』(農文協)にはカルタでとうじょうしています。

ざんねんながら、かこ先生の絵本には、ほとんどパンダのことがありませんが、『お話こんにちは夏6月の巻』(偕成社)「おかしなおかしな みじかいお話」にでてきますので、どうぞおよみください。

からすのおかあさん:「おとうさん、あたまをかかえてどうしたんですか?」

からすのおとうさん:「うーん、こまった、パンダについて、みなさんにおはなしすることがみつからないんだよ。こどもたち! これをみてひとこといってごらんなさい」

こどもたち:「はーい」「へーい」「ほーい」「わかりやした」


おかあさん:「あらあら、どろぼうがっこうのまねですね。」


おとうさん:「みんな、なにかいってごらんなさい。」

ちょこちゃん:「パンダパンだ!」

りんごちゃん:「パンダってパンだって!」

レモンちゃん:「パンダはパンだわ!」

おもちちゃん:「パンダよパンだよ!」


おあかさん:「パンダがパンだが・・・」


おとうさん:「パンダさんパンださん??? いやいやこれじゃだめだ!!

みんなありがとう。でも、きょうはこれで、おしまい、はやじまいだ!