38.  おなべパン


38おなべパン

38 おなべパン


〽︎なべなべ底抜(そこぬ)け そこがぬけたら かえりましょ


こんなわらべうたをうたいながら、あそんだことはありませんか。江戸時代(えどじだい)ごろからのうたのようです。


昭和(しょうわ)40年(ねん)ごろまでは、ゆうがたになると自転車(じてんしゃ)にのってラッパをならしながら、とうふやさんがうりにきました。


おかあさんやおてつだいのこどもが、なべやボールをもって、かいにでたものです。



『あかいありとくろいあり(偕成社)で、かえりがおそいおにいちゃんアリをさがしまわるばめんです。おかあさんがなべをもっていて、おとうふやさんがくる、ゆうがただということがわかります。

かいものかごに、おなべがはいっていますね。

『ことばのべんきょう くまちゃんのかいもの』(福音館書店)

『からすのてんぷらやさん』『からすのそばやさん』(偕成社)

てんぷらをあげたり、おそばをゆでたり、なべがだいかつやくです。

りょうりにふさわしい、大(おお)きさやふかさや形(かたち)やざいしつによって、さまざまななべがあります。『そろって鍋もの にっこり煮物』(農文協)にはたくさん、しょうかいされています。


たとえストーブやだんろ、いろりがなくてもなべをかこむと、こころがあたたまりますね。

『そろって鍋もの にっこり煮もの』(農文協)より

りょうりは「高級(こうきゅう)な化学(かがく)」なのです。『原始の探検 たのしい実験』(偕成社)より


だんめんずもあります。『だいこんだんめん れんこんざんねん』(福音館書店)より

ちゃんこなべでおなべパンのせつめいはおしまい。ごちそうさまでした。