『からすのパンやさん』にでてくるパンをくわしくかいせつします
21 じどうしゃパン
車(くるま)をもっていて、かぞくでドライブにでかけるのが、この本(ほん)ができるすこしまえのころのたのしみでした。
3Cということばがあって、car (カー🟰くるま)、color TV (カラーテレビ)、cooler (クーラーといってエアコンのれいぼうだけのもの)が、てにいれたい電気製品(でんきせいひん)で、どれもたいへんねだんのたかいものでした。
にんげんはながい歴史(れきし)のなかで、いろいろな道具(どうぐ)をつくってきましたが、じどうしゃも、そのひとつです。
じどうしゃがはつめいされるまえは、ひとがひく人力車(じんりきしゃ)か、馬(うま)や牛(うし)にひかせてうごかしていました。
木炭(もくたん)や蒸気(じょうき)などではしるじどうしゃもありましたが、いまではガソリンやディーゼル、電気(でんき)ではしるじどうしゃがほとんどです。
えは『人間』(福音館書店)より。
『どうぐ』(瑞雲舎)にも、人(ひと)の力(ちから)でしていた仕事(しごと)をするじどうしゃが、かかれています。
かこ先生がはじめてかいたえほん『だむのおじさんたち』(福音館書店/復刊ドットコム)には、仕事(しごと)をするたくさんのじどうしゃがあります。
『だんめんず』(福音館書店)より
この絵には、くるまをつくるのにいるものが、ぜんぶかかれています。たくさんの小さな道具(どうぐ)をくみあわせて、くるまができるのです。
『どうぐ』(瑞雲舎)より
『だるまちゃんとかみなりちゃん』(福音館書店)にでてくるウンカーは「ほうでんとう」からくるでんぱでうごきます。のってみたいですね。
『だるまちゃんとらのこちゃん』(福音館書店)には、だるまちゃんたちがペンキをぬったいろいろないろのさまざまなくるまがならんでいます。
越前市(えちぜんし)の武生中央公園(たけふちゅうおうこうえん)には、えにそっくりなのりものがありますよ。
『こびととおとぎのくにのあそび』(農文協)には、シンデレラのかぼちゃの馬車(ばしゃ)と「レモンでんき じどうしゃ」のえがあります。でんきでうごくじどうしゃがこれからはふえてくることでしょう。
【じどうしゃクイズ】
『からすのパンやさん』のなかで、からすのゴロベエがでんわをかけてやってきたじどうしゃはどれでしょうか?
①ハシゴ車(しゃ) ②きゅうきゅう車(しゃ) ③ パトカー ④クレーン車(しゃ) ⑤トラック
こたえは、つぎの22「おまめぱん」のせつめいをみてくださいね。
『ことばのべんきょう くまちゃんのかいもの』(福音館書店)より