81ぞうパン


81.  ぞうパン

81 ぞうパン



童謡(どうよう)でもおなじみの象(ぞう)は動物園(どうぶつえん)の人気(にんき)もの。


かこ先生がセツルメントのボランティア活動(かつどう)を始(はじ)める前(まえ)、紙芝居(かみしばい)の勉強(べんきょう)のために「象の子ババアル」を35場面(ばめん)の紙芝居(かみしばい)にしました。


1950(昭和25)年のことです。のちにセツメントの子どもたちにもみせました。


こどものぞうも、長(なが)い鼻(はな)をじょうずにつかっています。

『とびきりばっちりあそび』(農文協)より

象(ぞう)を近(ちか)くでみたい子(こ)と反対(はんたい)方向(ほうこう)にいきたい子にひっぱられて、お父(とう)さんはこまっていますね。

『とこちゃんはどこ』(福音館書書店)より

ぞうの村(むら)にうまれた白(しろ)いこぞうが悲(かな)しみをのりこえてやがて村長(そんちょう)さんになるお話(はなし)です。

1953年にだされた乾信一郎氏(いぬいしんいちろうし)による実話(じつわ)をもとに、かこ先生が1983年に「しろいやさしいぞうのはなし」という紙芝居(かみしばい)をつくりました。

また、1985年には新(あたら)しく絵(え)をかいて絵本(えほん)にしたのがこの本(ほん)です。

現在(げんざい)は、紙芝居(かみしばい)の絵(え)をもとにした絵本(えほん)が復刊ドットコムからだされています。

『ぞうのむらのそんちょうさん』(偕成社)より

火事(かじ)です!

力(ちから)が弱(よわ)い白(しろ)いこぞうでしたが、においにびんかんで、煙(けむり)にきづき、みなにしらせます。

ところが、しろいこぞうは走(はし)るのがおそく、たちまち火(ひ)にかこまれてしまいました。

おかあさんはいっしょうけんめいこぞうをおしてすすませますが⋯

『しろいやさしいぞうのはなし』(全国心身障害児福祉財団)より

おかあさん象(ぞう)がおおいかぶさって、まもったおかげでしろいこぞうはぶじでした。

『しろいやさしいぞうのはなし』(全国心身障害児福祉財団)より

火事(かじ)でもえた森(もり)にまた、もとのようなぞうのむらができました。

こどもたちは、しろいぞうにおそわって、鼻(はな)をあげてそっといきをすって、かすかなにおいをかぎわけるのがじょうずになり、ぞうがりの人間(にんげん)をみつけたりすることもできるようになりました。

『しろいやさしいぞうのはなし』(全国心身障害児福祉財団)より

『とびきりばっちりあそび』(農文協)より


『とびきりばっちりあそび』(農文協)より

ぞうは5000万年(まんねん)のむかしから、①〜⑤のように、だんだん大(おお)きく、鼻(はな)がのびてきたそうです。


1万5000年(ねん)まえごろまで日本にいたナウマンゾウ。

『宇宙』(福音館書より

かんじでかくと五臓(ごぞう)六腑(ろっぷ)です。

『くしゃみおへそのあそ』(農文協)より

バオバブの木がはえています。

遠(とお)くにサザンちゃんの姿がみえるとぞうたちは走(はし)っていきます。

『サザンちゃんのおともだち』(偕成社)より




『サザンちゃんのおともだち』(偕成社)より

サザンちゃんが学校(がっこう)からかえってくるのを動物(どうぶつ)たちはまっているんですね。

『こどものカレンダー4月のまき』(偕成社)より

ワー、ぞうちゃんもすごいけれでお、ひっぱっているのはねこちゃんでしょうか?!

すごすぎます。

『ことばのべんきょう くまちゃんのいちねん』(福音館書店)より 


ぞうちゃんが登場(とうじょう)するのは、かこ先生の孫(まご)もぞうちゃん大好(だいす)きだったからです。

『たっくんひろちゃんのちょうちょうとっきゅう』(偕成社)より 


『あそびの大事典』(農文協)より


『てづくりおもしろおもちゃ』(小学館)より


ぞうクイズ

こたえはいちばん下(した)をごらんください。

『サン・サン・サンタひみつきち』(白泉社)より


『おおきいちょうちんちいさいちょうちん』(福音館書店)より


『それゆけ がんばれ われらの楽団』(全国心身障害児福祉財団)より


かこ先生がまごにおしえてつくった工作(こうさく)です。(左(ひだり)がわがぞう)

撮影=加古総合研究所

これで「ぞうパン」のせつめいはおわりです。

『ぞうのむらのそんちょうさん』(偕成社)より 


(クイズの答え)

ぜんぶで5匹(ひき)のぞうがいます

『あそびの大事典』(農文協)より