2. とんかちパン
2. とんかちパン
2. とんかちパン
2 とんかちパン
ハンマーでも金槌(かなづち)でもなく「とんかち」、こどもはそうよびますね。大学(だいがく)のとき、演劇研究会(えんげきけんきゅうかい)で舞台(ぶたい)そうちをまかされていたかこ先生は、空襲(くうしゅう)であたり一面(いちめん)やけ野原(のはら)となったなか、やけこげたクギをひろい、ベニヤ板(いた)をさがして、とんかち片手(かたて)に夢(ゆめ)のような世界(せかい)を舞台(ぶたい)の上につくりだしていました。
『わっしょいわっしょいぶんぶんぶん』(偕成社)では、楽器(がっき)がなくなり、みんなでとんかちなどいろいろな道具(どうぐ)をつかって音(おと)をだしますが・・・
楽器(がっき)のかわりにたたいていた「とんかち」もアクマにとられてクモのすにひっかけられてしまいました・・・