『からすのパンやさん』にでてくるパンをくわしくかいせつします
54 ねずみパン
わらべうたに「たわらのねずみが こめくって ちゅー」とうたわれているように、ねずみはたいせつなおこめをたべてしまうので、おおむかしから、気(き)がかりな動物(どうぶつ)です。
干支頭(えとがしら)でもあります。
かこ先生が川崎(かわさき)で、こどもたちといっしょにあそんだりしていた1950年代(ねんだい)、ドブネズミたいじをしたり、セツルメントハウスのやねうらでクマネズミがうんどうかいをしていたり、のはらでみつけたハツカネズミのえをかいたりしていました。
おこめでできているものにめがないねずみちゃん。
『だるまちゃんとだいこくちゃん』(福音館書店)にでてきます。
こんなに小(ちい)さいのに表情(ひょうじょう)ゆたかですね。
『だるまちゃんとだいこくちゃん』(福音館書店)より
「チョロちゃんのおとしだま」というねずみちゃんがしゅじんこうのおはなしがあります。
はれぎをきているのがチョロちゃんでもっているのがおとしだま。おかねではなく、ねこのかおのかたちのおもちです。
『お話こんにちは1月の巻』(偕成社)より
『お話こんにちは4月の巻』(偕成社)にもねずみのゆかいなおはなしがあります。
とうじょうするのは、8ぴきのながやのねずみたち。
さくらそうのはなみにでかけました。
「ひかりのこだま」というおいしいおさけをのんで、たのしんでいます。。
ところが⋯
あやしい、ひくいこえに「ぞーっとしました。」
あー、やっぱり、ねこはにがてですね。
『お話こんにちは4月の巻』(偕成社)より
ねずみたちが、だいかつやくのおはなしもあります。
『ねずみのしょうぼうたい』(偕成社)より
サイレンをならして、もえているミミズクようさいてんにかけつけ、消火(しょうか)!
あぶらのかさいには、かがくしょうぼうしゃでむかいます。
こうそうマンションの火元(ひもと)にハシゴがとどきません!
しょうぼうたいちょうのけんめいのきゅうじょです。
いのちがけでたすけた、ねずみのしょうぼうたいちょうは、このときばかりは、すこしいばって、ねこに火(ひ)のふしまつを注意(ちゅうい)しました。
『ねずみのしょうぼうたい』(偕成社)より
かこ先生はわかいころ、「ししとこねずみ」という人形劇(にんぎょうげき)をみせていました。
ちいさいねずみがしし(ライオン)にたすけられたおれいに、ししをすくい、なかよしになるおはなしです。
『ことばのべんきょうくまちゃんのいちねん』(福音館書店)より
がんばってます。『ことばのべんきょうくまちゃんのいちねん』(福音館書店)より
『にんじんばたけのパピプペポ』(偕成社)では、にんじんをたべて、すっかりげんきになったねずみどんが、しんせつにしてもらったおれいに、いっしょうけんめいはたらいています。
冬(ふゆ)のやまでは、ひめねずみ、あかねずみ、かやねずみが冬眠(とうみん)しています。『地球』(福音館書店)より
上(うえ)から、ちゅうごくの古(ふる)いじ、いまのじ、日本で動物(どうぶつ)にあてはめたじとえです。
『こどものカレンダー1月のまき』(偕成社)より
『だるまちゃんすごろく』(福音館書店)より
ハンカチネズミ
『日本の子どものあそび読本』(福音館書店)より
できあがったハンカチネズミをてのひらにのせて、そのてをしたからかるくたたくと、ネズミがとびはねておもしろいですよ。 (写真のハンカチネズミ 撮影:加古総合研究所)
『だるまちゃんとだいこくちゃん』(福音館書店)より
ねずみパンのせつめいはこれでおしまいです。