75. ひこうきパン
75. ひこうきパン
75 ひこうきパン
かこ先生が少年(しょうねん)時代(じだい)からあこがれた飛行機(ひこうき)。
小学生(しょうがくせい)のとき、かみひこうきの折(お)り方(かた)を工夫(くふう)して、校舎(こうしゃ)の2階(かい)から、どういったものが遠(とお)くまでいくか、くりかえし飛(と)ばしていたそうです。
中学生(ちゅうがくせい)になると、さまざまな機種(きしゅ)の絵(え)をかいていました。
悲(かな)しいことにそのほとんどは戦闘機(せんとうき)で、その恐(おそ)ろしさを後(あと)で知(し)ることになりました。
『かわ』(福音館書店)より
川(かわ)が海(うみ)へ流(なが)れでるところに飛行場(ひこうじょう)があります。
この飛行機(ひこうき)は着陸(ちゃくりく)するところでしょうか。
地上(ちじょう)であれば動植物(どうしょくぶつ)、空(そら)には鳥(とり)や飛行機(ひこうき)をかくのが、かこ先生でした。
『地球』(福音館書店)より
『地球』(福音館書店)より
『海』(福音館書店)より
「のり」のようしょくをしている海(うみ)の上(うえ)をとんでいます。
さんごのある深(ふか)い海(うみ)の上空(じょうくう)を飛(と)んでいきます。
『こどものカレンダー5月のまき』(偕成社)の5月21日のページです。
左(ひだり)のいちばん上(上)にはダヴィンチのヘリコプター、右(みぎ)のうえには、ライト兄弟(きょいだい)の飛行機(ひこうき)の絵(え)もみえます。
『お話こんにちは8月の巻』(偕成社)で、世界初(せかいはつ)の動力(どうりょく)飛行(ひこう)をしたライト兄弟(きょうだい)のことを紹介(しょうかい)しています。
『海』(福音館書店)に、そんな昔(むかし)の飛行機(ひこうき)がかかれています。
大西洋(たいせいよう)をはじめて横断(おうだん)したセントルイス号(ごう)もみえます。
『海』(福音館書店)より
『宇宙』(福音館書店)の表紙(ひょうし)です。左下(ひだりした)にあるのは、1891年ドイツのリリエンタールがつくったグライダーです。
この『宇宙』には飛行機(ひこうき)の歴史(れきし)が2場面(ばめん)にまとめられています。
速度(そくど)をますと、「音(おと)のかべ」という問題(もんだい)が、それを解決(かいけつ)したあとには「熱(ねつ)のかべ」の問題(もんだい)がありました。
それをのりこえて、いまのような飛行機飛(ひこうき)ができました。
インドネシアにダムをつくることになり、世界各地(せかいかくち)から専門(せんもん)の人(ひと)たちが飛行機(ひこうき)でやってきました。
『ダムをつくったお父さんたち』(偕成社)より
じゃんけんでかったら、じゅんばんにかきくわえていきます。
『わたしもいれて』(福音館書店)より
『たっくんひろちゃんのちょうちょうとっきゅう』(偕成社)では、きしゃが飛行機(ひこうき)にかわって飛(と)びます!
すばらしいピアノ演奏(えんそう)に紙(かみ)テープやバラだけでなく色々(いろいろ)なものが⋯
紙飛行機(かみひこうき)におもちゃの飛行機(ひこうき)、かこ先生の写真(しゃしん)まで?!
もしかしたら、紙飛行機(かみひこうき)をとばしたのは、かこ先生でしょうか。きっと、そうですね。
『まさかりどんがさあたいへん』(小峰書店)より
『日本の子どものあそび読本』(福音館書店)より
かこ先生が中学生(ちゅうがくせい)のときにかいた絵(え)です。からすのようなとりもいっしょですね。『かこさとし子どもたちに伝えたかったこと』(平凡社)より
写真提供=加古総合研究所
※ 以下(いか)は、むずかしいので、きょうみのある人(ひと)は調(しら)べてみてください。
Martin(マーチン)162 PBM-1:米国マーチン社が1936年から製造を開始した飛行艇である。当初、小型の試作機が開発され、1937年の終わり頃に20機のフルサイズのPBM-1が制作された後、多くの改良型が製造され、主力機として活躍した。Mariner(マリナー)というコードネームが水上艇であることを示している。加古はカラスの顔とカモメの羽を持つ鳥をユーモラスに書き添えている。(『『かこさとし子どもたちに伝えたかったこと』(平凡社)より引用』
『秋』(講談社)より
戦争中(せんそう ちゅう)、19さいのかこ先生が東京(とうきょう)でみたアメリカの爆撃機(ばくげきき)。
この絵(え)をかいたのは1957年、かこ先生が31さいのときでした。
『サン・サン・サンタひみつきち』(白泉社)には、目(め)をひくデザインの飛行機(ひこうき)のおもちゃがあります。
おめでたい飛行機(ひこうき)がいちばんですね。これで「ひこうきパン」のせつめいはおわりです。
『ことばのべんきょう くまちゃんのごあいさつ』(福音館書店)より