『からすのパンやさん』にでてくるパンをくわしくかいせつします
77 ぶたパン
十二支(じゅうにし)の亥(いのしし)は中国(ちゅうごく)では豚(ぶた)だそうです。
日本ではなぜか、野豚(のぶた)であるイノシシが干支(えと)になったようです。
昭和(しょうわ)時代(じだい)のこどもは「孫悟空(そんごくう)」にでてくる豚(ぶた)の猪八戒(ちょはっかい)をよく知(し)っていました。
ぶたパンにトンカツをはさんだらおいしいでしょうね⋯
『にんじんばたけのパピプペポ』(偕成社)の表紙です。
10匹のこぶたの名前(なまえ)がかいてあります。
パ、ピ、プ、ペ、ポではじまる10匹(ぴき)とバ、ビ、ブ、ベ、ボではじまる名前(なまえ)の10匹(ぴき)、ぜんぶで20匹のこぶたとそのお父(とう)さん、お母(かあ)さんのお話(はなし)です。
裏表紙(うらびょうし)にも、おなじようにもう10匹(ぴき)が名前(なまえ)いりでかかれています。
みんな、ほっぺがももいろで、元気(げんき)いっぱい。
そのひみつは、にんじん!
にんじんをたべて「うんとはたらいて、いいことをしたくなりました。」
『にんじんばたけのパピプペポ』(偕成社)より
どうして20匹(ぴき)もいるのかというと、草(くさ)ぼうぼうのはらっぱを、はたけにして、井戸(いど)をほり、タネまき、草(くさ)とり、水(みず)まき⋯
そだてたりっぱなにんじんをひきぬいて、きれいにあらって、くるまにつんで、はこぶには20匹(ぴき)の力(ちから)が必要(ひつよう)なのです。
『にんじんばたけのパピプペポ』(偕成社)より
『にんじんばたけのパピプペポ』(偕成社)より
やさしい、おりこうさんになった20匹(ぴき)たちがいっしょうけんめいはたらいたので、はたけには保育園(ほいくえん)、図書館(としょかん)、劇場(げきじょう)ができあがりました。
そして、ぶたちゃんたちのお家(うち)も、れんがでつくりなおしましたとさ。
れんがの家(いえ)といえば、おもいだすのは「3びきのこぶた」のおはなしでしょうか。
『こどものカレンダー3月のまき』(偕成社)には「3びきのこぶた」の絵(え)があります。
かこ先生は、4ひきのこぶたがでてくるおはなし『こぶた四ひきチンチロリン』(偕成社)をつくっています。
ご紹介(しょうかい)しましょう。
丘(おか)のしたのぶたのうちに4ひきのかわいいこぶたがうまれました。
名前(なまえ)をいろいろかんがえたのですが、なかなかきまらないので、丘(おか)のむこうのうしのおじさんとおばさんに、つけてもらうことにしました。
『こぶた四ひきチンチロリン』(偕成社)より
絵(え)の右(みぎ)から、いちばんめは、いのちゃん、にばんめは、にきちゃん。さんばんめは、さあちゃんでよんばんめは、ちんちろりんちゃん
というのが、つけてくれた名前(なまえ)でした。
『こぶた四ひきチンチロリン』(偕成社)より
こぶたたちのはじめての誕生日(たんじょうび)に、うしのおじさんとおばさんがごちそうによんでくれることになりました。
『こぶた四ひきチンチロリン』(偕成社)より
ごちそうになったり、おくりものもいただいて、丘(おか)のみちをおりてゆきました。
ところが、あんまりたのしくて、うれしかったので、おしゃべりやうたをうたっているうちにみちをまちがえてしまいました。
すると、とつぜん⋯
うえのさんびきは、おおかみにおくりものをあげて、にげだしました。
でも、ちんちろりんちゃんは、ぜったいにもらったすずをおおかみにはわたしません。
それどころか⋯
『こぶた四ひきチンチロリン』(偕成社)より
『あそびの大事典』(農文協)より
最後(さいご)にクルクルのしっぽをかいて、おしまいです。
『あそびの大事典』(農文協)より
『あそびの大事典』(農文協)より
お話(はなし)では、おおかみがぶたをおそいますが、にんげんもぶたの肉(にく)をいただきます。
『だから元気ハム肉レバー』(農文協)より
『だから元気ハム肉レバー』(農文協)より
『だから元気ハム肉レバー』(農文協)より
『だから元気ハム肉レバー』(農文協)より
『だから元気ハム肉レバー』(農文協)より
『ことばのべんきょうくまちゃんのいちにち』(福音館書店)より
『ことばのべんきょうくまちゃんのいちにち』(福音館書店)より
『ことばのべんきょうくまちゃんのかいもの』(福音館書店)より
『ことばのべんきょうくまちゃんのかいもの』(福音館書店)より
『ことばのべんきょうくまちゃんのいちねん』(福音館書店)より
『ことばのべんきょうくまちゃんのいちねん』(福音館書店)より
『にんじんばたけのパピプペポ』(偕成社)より
『こどもの行事しぜんと生活8月のまき』(小峰書店)より
5匹(ひき)のこぶた!
『わっしょいわっしょいぶんぶんぶん』(偕成社)より
『おおきいちょうちんちいさいちょうちん』(福音館書店)より
これで「ぶたパン」のせつめいはおしまいです。
チンチロリン
『こぶた四ひきチンチロリン』(偕成社)より